99年7月に900×450×500ガラス水槽から、900×600×600ガラス水槽に変更しました。このときはプレナム(止水域)を設置したのですが、いろいろ調べていくうちにプレナムなしで01年1月にリセットしてみることにしました。
最近いろんなシステムが紹介されていますが、今回「NNR」という言葉を使ったのには意味があります。スキマーやプレナムを使わないので、あえてこの言葉を使いました。
そのリセットの目的を列記しておきます。
(ホゲホゲ日誌2001年1月参照)
目的

 1.砂層を厚くしプレナムなしの直敷き(約20センチ)
   カリブシーのアラゴナイト使用し、砂層は3層にせずブレンドする

   
   使用感 普通のサンゴ砂と変わり映えしないと思う

 2.良質なLR
   今回はcpfの特Aキュア済みLRを使ってみる(一度どんなものか使ってみたかった)


   使用感 超満足 形状、生物層も抜群

 3.プランクトンパック
   LSも使ってみたいけどカリブシーのアラゴナイトも使ってみたい
   アラゴナイト+プランクトンパック=LS?(-_-;)


   使用感 不明 目に見えないから正直いってわからない

 4.スキマーは原則として停止?
   様子を見ながら使用する場合もある


   状況により必要だと思う

 5.カルシウムリアクター
   ミドリイシを飼うのならこれは必要!


   使用感 KHの維持(8〜10)は絶対必要
   調整が悪く5まで下がった=サンゴ不調


 6.天然海水と水換え
   なるべく綺麗な天然海水を使いたい・・・問題ありそうであれば人工海水を使用
   既に問題あり?(シリカ1ppm含有)(-_-;)


   天然海水のシリカはリムーバーで除去した
   全換水したときは人工海水を使用


 7.強力な水流

   太い水流がなかなか難しい・・・(-_-;)
   今は満遍なく行き届くようにしている


 8.LRの完全底上げ
   もう完全に底上げをしちゃう!


   ナマコさんがうんこ山を作ってしまうため、ナマコを出すことに・・・
   その代わりに大量のヤドカリを入れてみました


 9.ウニ、ナマコ、貝、ヤドカリ、ハギの5段階活用

   ウニは食べる海草も無くなり(初めから海草はほとんどなかった)石灰藻を食べだした
   ので、出してしまいました。そのうちにどんどん海草が生え始め、また導入することに!
   ハギちゃんは無給餌では飼えないことを悟りました


10.底砂にも水流を
   PHを利用して底砂にも強制的にシャワー状に水流をつくる

   特に設置しなくても水流はできるので外してしまいました

11.照明
   とりあえずSC6灯

   やはり強すぎるのか?サンゴの色が飛んでしまうようです

12.水換えと添加剤
   これがまだ良くわからない・・・

   
定期的な水換えをするのであれば添加剤は使用しない
   スキマーを稼働させたり水換えしないのであれば使用する
   生体の状況で判断する(できないけど・・・)バキッ!!☆/(x_x) 


   スキマーを作動させたときに添加剤も入れてみました。でもやっぱ良く分からない・・・
   
NNRとは・・・
Natural Nitrate Reductionの略でNatural Systemと同意義語です。だから、「ベルリン方式」も「モナコ方式」も「砂直厚敷き方式」もNNRの一種です。すなわち、強制通水の好気濾過システムを使用しないならNNRということになります。
セッテング
1.サンゴの移動

まず始めに予備水槽に本水槽の飼育水を80Lほど入れ、サンゴや魚、ナマコ等を全て移動しました。作業中はヒーターをセットし、PH(パワーヘッド)で水を回しておきます。
2.本水槽の掃除

飼育水とサンゴ砂を全て取り出しました。そして水槽とサンプをスポンジで綺麗に洗い、念のために水道水を水槽に貯め、ポンプで循環させました。その他の器具も全て水洗いしました。
3.砂層のセット


リフトアップ用のアクリル板をレイアウトを考えながらセットし、アラゴナイトをブレンドしながらどんどん入れていきます。アクリル板が1センチくらい頭を出すまで入れてしまいました。砂も段々締まって来るのを想定はしてみましたが・・・
今回は普通のサンゴ砂の代わりにカリブシーのアラゴナイトを約100kg用意しました。
4.レイアウト


天然海水を420Lほど汲んできて、ヒーターで暖めておきました。水槽の半分くらい入れ、LRを組んでいきましたが、CPFで頼んだ量では少し足りないようだったので、今まで使っていたLRも少し補充しながら2山に組んでいきました。
プランクトンパックはここで適当に入れてしまいました。ポンプはまだ作動させないので作業中に砂に潜って行くことでしょう。
不足分の海水をサンゴを入れてもOFしない程度に入れ、どんどんレイアウトを考えながら予備水槽のサンゴを入れていきます。このとき水合わせはしません。サンゴって意外に水合わせしなくても大丈夫ですよね。比重と水温だけは気を使いました。
5.パワーヘッド取り付け

最後にPHを取り付け、ポンプの電源をONにしました。
これでリセットの終了です。
6.カルシウムリアクターの設置

後日リアクターを設置しました。ミドリイシの飼育には必要ですからね。
Co2は昔水草水槽に使っていた空の5kgボンベがあったので、酒屋に持っていき充填済みのものと交換してもらいました。