動物プランクトンは必要か?



私はスキマーに微量元素がどれだけ濾し取られ、どれだけ添加剤を入れたらいいのか全くわからないという点と、あくまでも硝酸塩を底砂で還元させるシステムが自分には合っていると思い、プレナムレス&スキマーレスにしました。
しかし、現在はスキマーを作動させています。それは紅藻が繁殖を始め、この胞子をスキマーで濾すことはできないものだろうか?という考えからでしたが結果はあまり変化はありませんでした。紅藻はLRをブラッシングしてからはほとんど生えてきませんが、予防としてのウニの導入も効果あると確信しています。以後スキマーを付けて数ヶ月経ちますが、サンゴにも変化はありません。調子が良いんです。

動物プランクトンなんて、水槽には全くいない気がします。調べてみると、自然の海と水槽のような閉鎖的環境ではちょっと違うようですね。自然界の海では動物プランクトンを捕食する話は良く聞きますが、これはサンゴが動物プランクトンから窒素やリンを吸収しているようです。でも水槽のような閉鎖的環境でミドリイシのような好日性サンゴは、低濃度の栄養塩でもサンゴの成長をまかなう量であればそれで十分みたいです。以前、硝酸塩は6ppmくらいは必要だって聞いたことがありますがこのことを言っていたかもしれません。
逆に高濃度栄養塩を必要とするのは藻類ということになりますね。

スキマーは動物プランクトンまで濾し取ってしまい、パワーヘッド(PH)はその強力なインペラーの回転により、彼らを潰してしまうと良く耳にしますが、スキマーが作動していてもPHが沢山ついていても、言い方をかえれば超強力なスキマーを利用するベルリンシステムでも、どんどんサンゴを成長させることが出来るということに納得ができます。

動物プランクトンの導入が悪いとは言っていませんので誤解しないで下さいね。少しでも自然の海を再現してみたいというのがアクアリストの夢であるのですから・・・
でもそれにこだわらなくてもサンゴは飼育できるような気がしていますがいかがでしょうか?