入荷したばかりの岩付きミドリイシの注意点



これはミニ水槽を立ち上げたときに発見したことですが、どうやら入荷したばかりの岩付きミドリイシを水槽に導入するときは、気をつけなければならないことがあるような気がしています。

今回のミニ水槽は30センチキューブで水量が少なかったことも影響していたと思いますが、底砂なし、デッドロック使用という、HGシステムでの立ち上げでした。水槽をセットして、新しくミドリイシを購入したのですが、その中に入荷したばかりのミドリイシがあったのです。数日するとひとつのミドリイシが白化し始めましたが、そのときは水流が直接ミドリイシに当たったため、ストレスによる白化であると思っていました。また、途中照明を一気に近づけたことも要因のひとつであるとも考えました。そして念のためにミニ水槽のアンモニアを測定してみたら、なんと0.25ppmのアンモニアが検出され、亜硝酸は0.8ppmも検出されました。


以前HGシステムを実験したときは全く白化はありませんでしたが、今回はサンゴを入れて3日目に白化しだしたサンゴがありました。あれこれ悩んだ挙句、思い当たることがひとつだけ見つかりました。入荷したばかりのサンゴも買ってきたのですが、サンゴの土台となっている岩は、結局LRではないか?ということです。結局ミニ水槽がキュアリング水槽になって、それでアンモニアや亜硝酸が検出されたとしか考えられません。HGSの実験の時は全て枝打ちサンゴだったので、白化しなかったように思います。
ミニ水槽は水量が約25Lほどなので、もしメイン水槽に今回買ってきたサンゴを入れても問題なかったような気もしています。

デッドロックが原因では?というメールをいただきましたが、4月9日の日誌にあるように、デッドロックは900水槽にRO/DI水を30センチほど入れて循環させて洗い、全換水を2回やってるんです。アンモニアも亜硝酸も硝酸塩も出てきませんでした。シリカだけ出てきたんですが、これはひょっとして雨水にシリカが含有しているのかもしれません。外で雨ざらしになっていましたから・・・

そこで再度リセットして、入荷したばかりの岩付きミドリイシを入れてみようと思いましたが、逆に枝打ちミドリイシだけでリセットしたところ、アンモニアや亜硝酸塩は検出されませんでした。やはり推測は正しかったような気がしますがどうでしょうか?
水量が少ないということも、原因だったような気がします。これが900のメイン水槽であれば、白化までに至らなかったような気もしています。